新书:《中国戦線、ある日本人兵士の日記 1937年8月~1939年8月 侵略と加害の日常》
作者:小林太郎/著,笠原十九司/編・解説,吉田裕/編・解説
出版社:新日本出版社
出版时间:2021年2月13日
页数:320
定価3,960円(本体3,600円)
作者简介
小林太郎,1910年生まれ。元日本陸軍上等兵。日本大学工学部卒業。1937年8月から2年間、陸軍第16師団歩兵第9連隊で中国での戦闘に参加。1972年、61歳で死去。
笠原十九司,1944年、群馬県生まれ。都留文科大学名誉教授。東京教育大学文学部卒業、東京教育大学大学院修士課程中退。学術博士(東京大学)。主な著書に『南京事件』『南京難民区の百日』『日本軍の治安戦』(いずれも岩波書店)、『体験者27 人が語る南京事件』『日中戦争全史(上・下)』(ともに高文研)、『日中全面戦争と海軍―─パナイ号事件の真相』(青木書店)、『増補 南京事件論争史 日本人は史実をどう認識してきたか』『海軍の日中戦争─―アジア太平洋戦争への自滅のシナリオ』(ともに平凡社)など。主な共編著書に『現代歴史学と南京事件』(柏書房)、『戦争を知らない国民のための日中歴史認識 『日中歴史共同研究<近現代史>』を読む』(勉誠出版)など。
吉田裕,1954年、埼玉県生まれ。一橋大学名誉教授。東京大空襲・戦災資料館館長。東京教育大学文学部卒業、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得。主な著書に『シリーズ日本近現代史(6)アジア・太平洋戦争』『日本の軍隊』『昭和天皇の終戦史』『兵士たちの戦後史』(いずれも岩波書店)、『日本軍兵士』(中央公論新社)、『日本の時代史(26)戦後改革と逆コース』(吉川弘文館、編著)、『現代歴史学と戦争責任』(青木書店)、『現代歴史学と軍事史研究――その新たな可能性』(校倉書房)など。主な共著書に『日本近現代史を読む』『天皇の昭和史』(ともに新日本出版社)など。
目录
父の日記について 能崎嘉子
まえがき 笠原十九司
日記本文 日支事変 緒言
解説 「日支事変 緒言」について
日記本文 1937(昭和12)年8月24日〜同年11月6日
解説 第1章 「北支事変」(華北)戦場へ
1 応召出征
2 中国大陸に上陸
3 平津地方南部の残敵掃討戦
日記本文 1937(昭和12)年11月7日〜同年12月5日
解説 第2章 南京攻略戦へ
1 上海戦場へ
2 国民政府軍の精鋭を投入した上海戦
3 上海戦から南京攻略へ
4 海軍航空隊の南京戦略爆撃へ
5 中支那方面軍、独断で南京へ進撃
6 南京進撃途中で重ねられた不法行為
日記本文 1937(昭和12)年12月6日〜1938(昭和13)年1月21日
解説 第3章 南京占領と大虐殺
1 南京戦場へ突入
2 南京占領と第16師団の集団虐殺
3 日中戦争はゴールの見えない長期戦へ
日記本文 1938(昭和13)年1月22日〜同年9月5日
解説 第4章 徐州作戦の戦場
1 北支那方面軍へ転出
2 徐州作戦へ
3 つくられた徐州作戦のイメージーー『麦と兵隊』
日記本文 1938(昭和13)年9月6日〜1939(昭和14)年8月15日
解説 第5章 武漢三鎮の軍事占領と内地帰還
1 長期の野戦病院生活
2 武漢三鎮および周辺の軍事占領
3 最後の中国戦場生活
4 内地帰還と除隊
あとがき 吉田裕